人事評価改善等助成金が新設されました

人手不足が深刻化し、その対策として企業も様々な取り組みを行っています。今回は平成29年4月1日に新設された「人事評価改善等助成金」人手不足の解消を目的とした助成金について紹介します。

概要

生産性の向上を図り、賃金アップすることで離職率の低下を目指す事業主に対して助成されます。「制度整備助成」と「目標達成助成」があり、それぞれの支給要件を満たすと最大130万円が支給されます。

主な要件

【 制度整備助成 】
①人事評価制度等整備計画を作成し、管轄する都道府県労働局の認定を受ける。
②認定を受けた人事評価制度等整備計画に基づき整備を行い、実施する。

人事評価制度等の実施日の翌日から2か月以内に申請→50万円支給

【 目標達成助成 】
①人事評価制度等の実施日の翌日から起算して1年を経過後に生産性要件を満たしていること。
※「生産性要件」とは助成金の支給申請等を行う直近の会計年度における生産性がその3年前に比べて6%以上伸びていること。
②離職率を目標値以上に低下させること。
③従業員の賃金を2%以上増加させること。

評価時離職率算定期間の末日の翌日から起算して2か月以内に申請→80万円支給
(評価時離職率算定期間…人事評価制度等実施期間の末日の翌日から12か月間)

参考

厚生労働省ホームページ